縮んだ筋肉が伸びて長くなると柔軟性も高まる
こんにちは 今日は
ストレッチで体が柔らかくなる仕組みを
お伝えできればと • • •
ストレッチは、その名の通り
「伸ばす」動きが特徴です。
例えば前屈をすると脚の裏側が、
全身の伸びをすると腕や体の側面が
グーッと引き延ばされることを感じます
この時、何が伸ばされているのでしょうか。
おそらく多くの人は「筋肉」を
思い浮かべたと思います。
これは間違いではありませんが、
正確には筋肉と「それに付随する軟部組織」
ストレッチで、筋肉とその周囲にある腱、
筋膜、靭帯、関節包などの
結合組織を伸ばす働きを続けると
それまでの限界を超えて
関節の可動域が広がって
柔軟性が向上するのです。
その最大の要因は、
筋肉が長くなることにあります
ちょっと専門的ですが、
筋肉の仕組みの話をさせて下さい
筋肉は筋線維という
繊維状の細胞の集合体です
この筋線維は[アクチン][ミオシン]という
タンパク質による[サルコメア]
(筋節)から出来ています
サルコメアは柔軟性を左右する
いわば【筋肉収縮装置】
筋肉の働きをコントロールする運動神経が
「縮め❕」と命ずると、
アクチンがミオシンの間に滑り込み
筋肉は収縮。
逆に アクチンが滑り出ると
筋肉は長くなります
ストレッチを定期的かつ継続的に行うと
このサルコメアの数が増えると
考えられています
増えた分, 筋原線維が長くなり、
関節可動域が広がって
柔軟性が高まるのです
因みに、運動後や入浴時に
柔軟性がアップするのは
サルコメアの数が増えたわけではなく、
血流が良くなって筋膜の柔軟性が
一時的に高まったからです
継続は力なり
筋肉伸ばすとスッキリしますよね
店主 廣川 聡